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霧が彼女のうしろで閉じる

On her last afternoon, Polly climbs high over the whole island one more time before fog rolls in from the sea and folds it out of sight behind her.

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霧が彼女のうしろで閉じる

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最後の午後、ポリーはもう一度、海岸のはるか上へと昇っていった。茶の段々畑を越え、二つの湖を抱く火口を越え、月桂樹の奥からいまもプリオロの声が届く静かな森を越えて。そこから見下ろすと、島はまさにそのものの姿をしていた。長く連なった古い火山の鎖。まだかすかに温かく、まだゆっくりと冷えて緑になりつつある。

眼下では漁船が港へ戻りつつあり、暗くなっていく海に細い航跡を引く白い小さな影となっていた。海岸道路沿いには、明かりが一つ、また一つと灯りはじめる。岸辺のどこかから薪の煙のにおいが立ちのぼり、最後の潮の香りと混じり合った。

眼下では漁船が港へ戻りつつあり、暗くなっていく海に細い航跡を引く白い小さな影となっていた。海岸道路沿いには、明かりが一つ、また一つと灯りはじめる。岸辺のどこかから薪の煙のにおいが立ちのぼり、最後の潮の香りと混じり合った。

大西洋から霧の帯が流れ込んできた。この一週間ずっとそうしてきたように、まず火口を、次に茶畑を、そして港そのものをすべり越えて、島まるごとを彼女の下から包み隠していく。ポリーは前にもこの光景を見ていた。辛抱強く、急がない。まるで島が、一...

大西洋から霧の帯が流れ込んできた。この一週間ずっとそうしてきたように、まず火口を、次に茶畑を、そして港そのものをすべり越えて、島まるごとを彼女の下から包み隠していく。ポリーは前にもこの光景を見ていた。辛抱強く、急がない。まるで島が、一度にではなくゆっくりと消えることを好んでいるかのようだった。

水平線にまだ最後の光が残っているうちに、彼女は外洋へと向かった。あとに残していくのは、いまも地面の下で夕食を煮ている島、いまも一枚ずつていねいに茶を育てている島、そして古い森の奥のどこかで、小さな灰色の鳥を守りつづけている島だった。

水平線にまだ最後の光が残っているうちに、彼女は外洋へと向かった。あとに残していくのは、いまも地面の下で夕食を煮ている島、いまも一枚ずつていねいに茶を育てている島、そして古い森の奥のどこかで、小さな灰色の鳥を守りつづけている島だった。

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