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C1 · Stretch yourself 2 min read

ふたたび上へ

Polly climbs the staircase one last time at dawn and looks out at the pink granite islands across the strait.

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Japanese voice

いちばん下まで来てしまえば、あとは向きを変えて登り返すしかない。登りは下りより時間がかかり、思っていた以上に体にこたえる。ポリーは二度立ち止まり、二度とも景色を眺めるために止まったふりをする。

濡れた下のほうの段のひとつに、カサガイが一匹、石の浅いくぼみに収まっている。くぼみは殻の形にぴったり合っている。何年も同じ場所に帰ってきては、自分の体で石を削り、座席をこしらえてきたからだ。カサガイは夜になると食べ物を探しに出かけ、暗...

濡れた下のほうの段のひとつに、カサガイが一匹、石の浅いくぼみに収まっている。くぼみは殻の形にぴったり合っている。何年も同じ場所に帰ってきては、自分の体で石を削り、座席をこしらえてきたからだ。カサガイは夜になると食べ物を探しに出かけ、暗がりを少しさまよったあと、毎朝、自分のほかには誰にも合わないその穴へ、ちゃんと帰ってくる。

てっぺんに着くころには、日差しがまわりこんで、海峡に浮かぶ島々が見えてくる。あちらはまるで別の世界だ。この崖が穴と洞窟だらけの白っぽい石灰岩であるのに対して、あの島々は桃色の花崗岩で、巨人が置き忘れていったような、とてつもなく大きくな...

てっぺんに着くころには、日差しがまわりこんで、海峡に浮かぶ島々が見えてくる。あちらはまるで別の世界だ。この崖が穴と洞窟だらけの白っぽい石灰岩であるのに対して、あの島々は桃色の花崗岩で、巨人が置き忘れていったような、とてつもなく大きくなめらかな岩が積み重なっている。そしてそこには、信じられないほどたくさんのトカゲが暮らしている。

ポリーは崖の縁を吹き上がってくる風を受けながら城壁に座り、岩に刻まれた溝をもう一度見下ろす。二百段近い階段が人の手で刻まれ、崖を抜けて、一杯の冷たい水まで続いている。ポリーは太陽を左に受けながら、海岸沿いに北へ飛び立つ。

ポリーは崖の縁を吹き上がってくる風を受けながら城壁に座り、岩に刻まれた溝をもう一度見下ろす。二百段近い階段が人の手で刻まれ、崖を抜けて、一杯の冷たい水まで続いている。ポリーは太陽を左に受けながら、海岸沿いに北へ飛び立つ。

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